
T-STICKのサーフボードはハンドメイドで作られます。
コンニチハ✩今日は普段あまりお目にかかる事の無いサーフボード作りの前編をお伝え致します!
サーフボードの性能を90%左右する”シェイプ”とは!?
大きく分けてシェープ作業~色付け~ラミネートへと進みます。

アウトライン以外にもロッカー(反り)、レール(サーフボードの側面の形状)はとくに一緒に考える必要があります。アウトラインまでは2次元で考え、ロッカーをつけることで曲面が生まれるので3次元になるのです。これらすべてのつながりを確認し、それぞれのバランスを見ながら、調整していきます。

シェープの際は”プレーナー”と言われる機器を使用していよいよ削り出していきます!”乗り手の体つきや体重、身長、どこでサーフィンするか、どんな波に対応する必要があるのかなどを総合的に考えます”
普段乗り手側はあまり知らないボード作りの裏側をお伝えしていきます✩後半は色付け、デザイン~ラミネート編へ!!是非、後半編もお見逃しなく!!ちなみにシェーパーは20年以上のシェープ歴とTSTICK専属シェーパーオノケンです。

シェープシーンが終了すると次に行う作業がラミネート作業です!
シェイプされたブランクスにガラスクロスを巻き、その上から樹脂を流してラミネートし、さらにホットコートも施します。フォームのみでは衝撃に弱いので耐久性を出すために樹脂とクロスで強度を付けていく作業です。
色をつける場合、樹脂に塗料を混ぜてコーティングを施します。


ラミネーターに求められるレベルは相当に高く樹脂の分量が多すぎても少なすぎても性能は落ちます。ボードに合わせてベストな分量で髪の毛1本入ったら大変。こちらもボードのクオリティを左右する非常に重要な工程となります。

”サンディング” :サーフボード表面の余分な樹脂を削り落とす作業となり、これが最後の工程となります。
この工程が最後の仕上げ!最後の最後まで油断は禁物です!!

ホットコートを終えたサーフボードはまず、樹脂が余分についているところもあるのではじめはサンダー(電動研磨工具)もしくは粗目のサンドペーパーを使って、余分な樹脂を削り落とし、徐々に細か目のサンドペーパーを使って表面を滑らかにしていきます。しかし、、、削り過ぎると板がもろくなるため、ここも精神を集中して均一に仕上げます。
こうして仕上がるサーフボード達がお客様の元へ旅だっていく。1個のフォームから最高の1本の波に乗れるまで。サーフィンを正しく理解して頂きながら、サーフィンの楽しさをまず実感してもらえる様に。生産者とエンドユーザー(消費者)を結ぶパートナーショップでありたいと考えています!
